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家庭での数の指導

1.はめに

  数は何千、何万回という経験を通して概念となることを「数の経験を通した概念化」でお伝えしました。今回はご家庭でどのようなことができるのか考えてみましょう。

2.数字と量の感覚を一致させる

  生徒によって必要なことはそれぞれ違いますが、ある程度共通していることは、数を数字だけで教えるのではなく具体物を使って教えることです。思い起こしてみてください。1年生の時にプリントでたし算を暗算でできなかった生徒の大半は何年生になってもプリントではたし算を暗算でできるようになっていないはずです。ごく希にできるようになる生徒がいますが、本当にごく希です。指を使っているのも暗算とはいえません。

  なぜこうなるのかというと、数字と量の感覚が一致していないからです。暗算でできる人は、数字を聞くとその数字に量的な感覚が伴います。4+1というと4くらいの量に1くらいの量が加えられる感覚があるはずです。それは4つの黒い丸かもしれませんし、漠然とした影かもしれません。質感というものがあるはずです。この質感を持たない限り数字によるたし算が暗算になることはめったにありません。この質感は具体物によって習得されるものです。

3.増えたり減ったりする感覚の指導

   たとえばおてだまを数えながら渡してもいいでしょう。数字が大きくなるほど手の中に入りきらないほどになっていきます。階段を数えながら上がってはどうでしょうか。数字が大きくなるほど疲労感は増していきます。飴を5こ机の上に出し、取ったり戻したりしながらいくつあるかいいましょう。量が増えたり減ったりするごとに数字が大きくなったり小さくなったりすることを経験できます。積み木を縦一列に積み重ねていくつ積んだか言ってみましょう。下から数えて一番上の積み木の数字がいくつ積んだかの数字になっていることに気づきます。数えた最大の数字がそのまとまりの数となることや数字が大きいほど高くなることが分かります。

4.まとまりとしての数の指導

 順序としての数よりもまとまりとしての数を先に教えます。したがって数を言う時は「1,2,3」と数えずに、ぱっと見て数を判断し最大の数「3」のみを言うようにします。5こくらいまでは一目で判断できます。1,2,3と数えなくても分かります。1,2,3と数えるのは、そのように教えられたからです。数をまとまりとして見る時は、ほとんどの子どもは学校で教えられるまでもなく4,5才で最大の数を言えばいいことに気づき、だんだん数えなくなります。しかしその時期を段階として迎える前に算数として教えられた障害児は学ぶべき段階を飛び越してしまうことによって、前段階の数える段階にとどまることになります。この段階を通りぬけるためにも、一目で判断できる5までの数で最大の数を言う練習をしなければなりません。 

5.家庭と塾で連動

   この練習をしておけば、プリントでもできるようになります。このようなノウハウを当塾は皆様にも公表します。ですから大切なこととして家でも少しずつやってみてください。何千回という経験が必要なことでも当塾と家庭が連動すればもっと早く習得できるでしょう。1,2ヶ月で効果がないと思ってはいけません。怒ってはいけません。楽しくないと感覚は閉ざされてしまいます。

  2年前に2+1が暗算でできなかった生徒が今年繰り上がりの勉強を始めました。今年中にある程度暗算でできるようになるでしょう。夢のような話ですが現実に起こっていることです。

 

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