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大きさは数量、体積、面積、程度、規模、範囲、重要度、年齢、態度、背など、いろんな大きさを表します。しかしこの中で、面積は大きさというより広さという感じがしますし、背も大きいというより高いという方が多いように思えます。
地球の大きさといったときに、半径6.400km、円周40.000kmということがありますが、これは見方によっては大きさというよりも距離のように思えます。別の言葉で言うと長さともいえます。一方東京から大宮まで○○kmというと大きさとはいえません。距離です。にもかかわらず地球の大きさというとkmで表しても違和感がありません。たぶん半径という言葉から円周を連想しさらに球を思い浮かべることで大きさに結びついているのでしょう。それならば重さや体積で表せばどうでしょうか。重さは惑星によって比重が違うので比較にならないのではないでしょうか。体積なら比較できるかもしれません。天文学は専門ではないのでよく分かりませんが、それでも今までの経験からいろいろと思い巡らせて楽しむことができます。あまり深く考えすぎると意味論になってしまいますが、とにかくいろんな表現が重複して大きさを表すことが分かります。
様々な比較をしていくと一冊の本になりそうですが、ここで私たちが確認しておきたいことは、大きさ、長さ、広さとして習うようなことも、数量、面積、体積が計算できればいいというようなものではないということです。計算は数値で表して伝えるための手段にすぎません。私たちが普段よく使う「大きさ」という言葉を一つとってみても、使う条件や場面、使う人の意図によって表現の仕方が大きく変わるのです。この複雑な言葉の使い方を理解する基盤となるのが、普段のコミュニケーションを通した言葉の理解であり、読書や体験を通した言葉の理解なのです。
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